虹の松原

文禄2年(1593年)初代唐津藩主となった寺沢広高が海岸線の砂丘に防風、防潮のため里松を植林。唐津湾に沿って、弓なりに幅500mで長さ4.5kmの白砂青松の地で日本三大松原の一つ。国道202号がその中を松のﾄﾝﾈﾙ状態で走る。面積240haの浜に林立するｸﾛﾏﾂ約100万本は国の特別名勝に指定されている。近くの鏡山展望台よりその素晴らしさを俯瞰できる。日本の自然、渚、森林浴の森、道、白砂青松以上5つで日本100選に選ばれている。

三大松原の三保の松原(04.8.12)、気比の松原(04.8.20)と訪れてみて、この虹の松原の素晴らしさを再確認した。自宅から30ｷﾛ程の近くにあるこの松原の国道を何回となく通ったがさして気にもしてなかった（昔は渚、白砂青松にさほど関心が無かったせいかも）一度森林浴100選にも選ばれているこの松林の中をｼﾞｭｷﾞﾝｸﾞしてみたい。豊臣秀吉が朝鮮出兵を思いたたなかったら、土木事業に精通した家臣である寺沢広高が唐津藩主になることもなく、この虹の松原も存在しなかったのではと思うと歴史も身近に感じられてくる。

　　　　　　　　　　虹の松原（松原全景を俯瞰できる鏡山284mの公園の西の展望台から)

玄界灘の潮風と百万本のクロマツの新緑のかおり　　　　　香りの源－潮（１年中）
国の特別名勝地（日本百選－自然、渚、森林浴の森、道、白砂青松）

　　　　　　　　　　　　　　
この松原は日本三大松原の一つである。唐津市と浜玉町に位置し、総延長4781ﾒ-ﾄﾙ総面積212ﾍｸﾀ-ﾙあります。昭和30年3月国の特別名勝として指定保護されている。この地は玄界灘に面し沿岸全域砂原であった。初代唐津藩主寺澤志摩守はこの地に松を植林させ、海風を防ぎ保護育成した。「この松原の中に特に自分の愛する松が七本ある。これを傷つけた者は死刑に処す」と言って、その松がどれであるか明示せず保護し盗伐から守ることに成功したと伝えられている。現在黒松はおよそ100万本　と上記表示板に書かれている。

巾400-1000m、全長約5kmで黒松約100万本が生い茂る「日本三大松原」の一つである虹の松原の松のトンネル道。